神奈川で登山やってると定期的に会いたくなる山、それが蛭が岳
どのコースを使うにしても距離が長く普通なら山小屋泊で行くのが推奨されている
だけど、そこが貧困層
地元の山に行くのに、そんな贅沢できません
貧困層は日帰りでやってなんぼ
己の限界を超えて臨むべし‼
大倉登山口

始発のバスは超満員
渋沢でこんなに混んだのはじめてかも(今日なんかあるの?)
臨時バスが2台くらい出たらしい
無理くり1台目のバスに乗り込む
7:17 大倉登バス亭出発

今日の最高気温は25度の夏日だ
前半飛ばしすぎて、熱中症にならんようにペース配分が大事
夏の大倉尾根で半分熱中症になりかけたことがある苦い経験・・

大倉尾根のいいところは、ずっと登りっぱなしでなく平坦なトレイルが何度か出てくるところ
序盤の登りで、後ろから激しい息遣いで近づいてくるハイカーがいた
どうせまた登山始めばかりの若造がいきってペース配分も考えずに登っているのだろう
フッツ、若いわねと道をあけたら、
どう見ても70オーバーの爺さまだった・・

しかもその爺様、両手を大腿部に固定させ、上半身ぶれることなくロボットのように一定のペースで登っている
やがて米粒のように小さくなり視界から消えた・・
な、なんでや?
あの爺様はサイボーグか?
それとも、年を取るといろいろな感覚が鈍くなるというから(真夏にクーラーをつけずに、熱中症で運ばれる年寄りって毎年多いよね)疲れも鈍化してしまうのだろうか?
そういや以前八ヶ岳のクロユリヒュッテのテン場で、やはり70オーバーと思われる爺様が夕方頃ヘルメット被ってやってきて、空襲か⁉と思えるような爆音のするバーナー(いつの時代の物だよ)で白米とさんまの缶詰めを温めているのを見たとき、やはり日本人は米とDHA食わなダメだなと思ったことがある
あの年齢でテント泊の装備を担いで山を登るのは相当なもの(しかも時間的に赤岳方面から縦走してきた可能性もある)
日本の爺様舐めたらあきまへん
堀山の家
8:25 堀山の家

全焼してしまいましたが、休日にはテントで飲料を販売している
堀山の家の根強いファンも多かっただろうな
復興を望みます

今日のおやつ
一個が100キロカロリーぐらいで、休憩ごとにちょこちょこ食べるのに丁度いい
旨い


本日目指す蛭が岳が見えてきた
遠い・・・
塔の岳
9:40 塔の岳

この山頂標識撮るのが毎回大変
その場で何枚も記念撮影する方が時々いて(みんな待っているんやで!)隙間を狙って瞬撮
今日も富士山はご機嫌

富士山と餅をコラボしたつもりが、富士山がすっかりピンボケ
腹が減って残り3個を完食
旨い

まずは丹沢山を目指します

塔の岳を過ぎると一気に登山道の雰囲気が変わる


左手には富士山を見ながら蛭が岳まで歩けるのがいいところ
塔の岳で帰ってしまう人はぜひ丹沢山まででもいいから歩いてほしい

が、相変わらず階段地獄は続きます
ひい~、あ、足が~
丹沢山
10:39 丹沢山

この山頂標識もだいぶ老朽化してきた
昔はもっとぴちぴちだった・・(わたくしも昔はぴちぴちだったよ)
さっきの餅が効いてまだ腹は減っていないので、ここは休まず進みます


蛭が岳まで3.2㎞
頑張りましょう

初めて蛭が岳に挑戦したとき、ここから一気に風景が開け「これが丹沢の本質か」と感動したのを覚えている
この後つるべ落としのごとく一気に下ります(ということは、当然帰りに地獄の登りが待ってるw)

これが丹沢です
すごくない?

でもきつい・・
とにかく階段のオンパレードで足の筋肉が削り取られる

不動の峰休憩所
何年か前に建てかえたのでとてもきれいです
トイレがないのが残念だが、トイレがあったらここで宿泊するハイカーも出るんだろうな
ここでも休まず先に進む

蛭が射程圏内に入ってい来た
でも見えてからが遠い

そして登る・・
アップダウンの連続です
足がそろそろ限界なんですけど?

まだ1.6㎞あった
うふふ、アハハ~!登山って楽しい~!
だんだん心が壊れてきたようです

でも癒しロードもあるわけで
鬼が岩
11:32 鬼が岩の頭

鬼の角のイメージなんだろうか?
富士山はお隠れになってしまったけど、この角の間に富士山が入る構図の写真をよく見ます

この下が鎖場
高度感はあるが、スタンスはたくさんあるよ

鎖場は2か所あり、どちらも注意して通れば難易度は高くないかと

鎖場を通過してからが、最後の踏ん張りどころ
容赦ない登りが続く
これまでの階段地獄と繰り返すアップダウンに体力は限界へと近いていた
き、キツイ…
も、もうし、死にそう…
「長い間、本当にお世話になりました。体力の限界…」 by 千代の富士
ああ、わかるよ、千代の富士
おばちゃんも体力の限界…
満身創痍、思考停止、廃人寸前で登っていると
すれ違ったおにーさんから「もう少し、頑張って!」と励ましのお言葉
そんなにヤバめだった?

歩いてきた稜線
蛭が岳山頂

見えた~
マジで嬉しい
今年も会えてよかったよ(年々老化が進んでいるので、ここまで来れるか不安だった)
GWは毎年来ているけど、前回の丹沢三峰山縦走でここまで足を延ばせなかったのが心のこりだった

丹沢三峰山
三兄弟じゃなかったことを伝えておきたい(三峰山詐欺)

去年縦走した主脈線
あの時は最終バス(焼け岳登山口16:36)に乗り遅れまいと必死で歩いた(結果早く着きすぎて時間を持て余したw)
11:59 蛭が岳山頂

登頂~‼
蛭が岳から富士山が見えたの初めてかも!
いつもお昼の時間帯はお隠れになっていることが多い
今回は努力が報われた気がした
頑張ってきたかいがあった(廃人になりかけたけど。。)

檜洞丸に続く主稜線
2年前主稜線を縦走したけど、こちらも死ぬほどアップダウンがきつく・・・・ はい 見事昇天しました

ここで昼とする
朝コンビニでお稲荷さん買おうと200円だしたら
「218円です」
と言われてわが耳を疑った
「へっつ⁈」
いつから200円を超えるようになったんだ?
出した200円を引っ込めて、千円札を取り出す
ああ、ちょっと前まで200円でお釣りがきたのに
貧困層はますますビンボーになっていくやん(積極財政じゃますますインフレになっていくんだろうな)
それでもお稲荷さんは美味しゅうございました

そして貧困層はせんべいで腹を膨らます
下山
12:22 下山開始

食べたらやることないんで帰ります
基本休憩はあまりとらない
そういった意味では、わたくしも朝の爺様のごとく疲れが鈍化しているのかも
(年を取るってコワい( ̄▽ ̄)”)

遠くに尊仏山荘が小さく見える
あそこまで行くって本当ですか?
帰れるんでしょうか?

この景色に心を癒され

また登る・・・

登る・・

そして下ってからの

丹沢山への最後の登り
すでに二度目の体力の限界を迎えていた・・
あぁ、辛い
いつも思うが、毎回辛い思いして何が楽しくて登山やってるんでしょうねえ
ここでおねーちゃんに抜かされる
あの若さがうらやましい・・・
若さってことは、ヤングっていうことなんですよ(進次郎構文?)
自分でも何が言いたいのか分からなくなってきました

みやま山荘が見えてきた~
13:28 丹沢山

ここでポカリを購入(500円)
2.5リットル持ってきたけど、足りなくなった
暑さで想像以上に消費してしまったよう
朝のお稲荷さん値段は許せないけど、この山小屋価格は許せる(これがなかったらマジ死ぬ)
そういや三峰山縦走したときモノレールがあったが、あれで物資を運搬しているのだろうか?
14:19 塔の岳

豆粒だった尊仏山荘まで戻って来れました
この時間でもまだまだいっぱい
皆さんくつろいでますね
蛭が岳から戻ってきて、すでに2度の限界を迎え廃人となったわたくしには和やかにくつろぐハイカーたちが眩しすぎる
あとは大倉まで下るだけだ
頑張りましょう


だいぶ木陰ができてきて
時おり吹き抜ける風が気持ちいい
大倉登山口
16:01 大倉バス停

ひい~無事に帰ってこれました

ちょうど16:10発のバスが来てて、これに乗ってかえります。
いやいや長い戦いだった(←何と戦ってんの?)
お疲れさまでした~
ちょっと無理してもうた これで向こう1か月間は寝たきり老人やで
おわりに
最近5月と12月には蛭が岳まで縦走するのが恒例となってきている
今年はもういいかなと思っていたけど、この1週間やたらと蛭が恋しくて呼ばれているんだなと思った
はっきり言って、日帰り蛭が岳はどのコース取りしても相当きついし簡単にはおすすめできない
私も何度も挫折を繰り返しながら、距離を伸ばしていった
後半となる丹沢山から蛭が岳までは山小屋がないので、その間を歩き切る覚悟が必要
距離が25㎞越え、累積標高が2332m
ただ、この達成感は日々の生活では味わえないものだし自分への誇りとなる
今回できても来年できるかは自信がない
そのうち小屋泊でなくては登れなくなるだろうけど、それでも見たい景色が待ってます
山の楽しみ方は人それぞれ
自分に心地いい登り方を模索しながら、機会があったら蛭が岳を訪れてみてください
では、また
コースタイム
2026/5/16 晴れ 最高気温25度
総距離 25.1㎞ 累積標高 2332m
かかった時間 8:44(休憩時間34分含む)
消費kcal 2558kcal
摂取kcal お稲荷さん(150kcal)、おにぎり(おおよそ180kcal)、豆板餅(380kcal)、サラダせんべい6枚(272kcal)、ブドウグミ(おおよそ100kcal)、ポカリスエット(135kcal)、アクエリアス(95kcal)、アミノガッツ3本(58.2kcal) 総kcal 1370kcal(←全然たりてない!どうりで後半力が入らなかったわけだ)
コースタイム
7:17 大倉バス停
↓
8:32 堀山の家
↓
9:40 塔の岳
↓
10:39 丹沢山
↓
11:32 鬼が岩の頭
↓
11:55 蛭が岳
↓
13:28 丹沢山
↓
14:19 塔の岳
↓
16:01 大倉バス停


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